看護師の転職シーズンとは
いつ辞めるか迷ったら…。看護師の転職シーズンとは
看護師はハードワークで心身ともに多くの負荷がかかるお仕事。
病院のシステムによっては看護師1人で10人の患者を担当しなくてはいけないところもあり、職場の条件・待遇に不満を持つ看護師は非常に多いようです。
あるデータによれば、看護師全体の約8割は転職経験があるといいます。
さらにそのうちの約半数は2度以上の転職を経験しているという結果が出ており、看護師と転職は切り離せない関係にあるといえます。
働きながら「辞めたい」と思っている現役看護師の人も多いかもしれません。
一人では辞めると言いにくくても、離職する人が多いシーズンなら言い出しやすいですね。
看護師の離職が最も多くなるタイミング
看護師の離職・転職が一番多くなる時期は、やはり春です。
しかし、それと同じくらい大きな波が、「賞与後」なのです。
つまり、夏のボーナスと冬のボーナスをもらった後こそが、看護師の転職の大きなタイミングといえるのです。
これは雇用する側にしてみればなんとも残念な話ですが、看護師にしてみれば「辞めるなら、もらえるものをもらってから」という当然の流れとなります。
賞与をもらい、しばらくのんびり過ごしてから転職先を探すという看護師は少なくないようです。
また、以上のこととリンクして、9月というのも転職の重要なタイミングの一つ。
夏の賞与をもらい、かつ期の変わり目であることから、看護師の転職にぴったりの時期だといえるのです。
雇用主側にも配慮した辞めどき
看護師はその激務さゆえ、常に人手不足の職業です。
ハードワークについていけずに体調を崩して辞めてしまう人も多いのですが、急な離職は職場への影響も大きく、他の看護師の負担がさらに増してしまう危険性があります。
転職はいかにスマートに旧職場から離職するかというのも重要です。
できれば、円満に退社し、次の職場へも気持ちよく転職したいものですね。
だからこそ、転職は自分と職場と、両者へのバランスを取ったタイミングで行いましょう。
前述したような、春や賞与後といったタイミングは、病院や施設側も離職・転職があることをある程度見込んで動いています。
フォロー体制や環境整備を済ませている病院も多いので、働く方としても安心です。
ただし、春については新入社員がメインの時期で、職場も何かとバタバタしがち。
ある程度キャリアのある看護師であれば、春の転職は少し時期をずらすのも良いかもしれません。
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