看護師用語「ま行」
看護師の用語集【ま行】
マーゲンチューブ
「マーゲン」とはドイツ語で「胃」を意味し、マーゲンチューブは鼻から胃内に挿入するチューブのことである。胃の内容物の排出や、経管栄養の注入のために使用される。
マクロアグリゲート
主に輸血パック内に見られる、大きな凝集塊のこと。輸血セットを詰まらせる主な原因となるので、輸血セットを取り付ける前に輸血パック内の血液をよく混和する必要がある。
慢性期
症状は比較的安定しているものの、治癒が困難な状態が続いている時期をいう。集中したケアや治療は必要でないことも多いが、日常生活を継続しながら治療やケアを受ける必要がある時期。
ミキサー食
ミキサーにかけてどろどろにした食事のこと。主に咀嚼力や嚥下力の低下した人のための食事。誤嚥の危険を防ぐため、あまり液体状になりすぎないよう、とろみをつける必要がある。
ミニトラック
気管(喉)に5㎜ほどの穴をあけてチューブを気管内に入れる方法。通常の気管切開では間に合わない、気管内挿管が困難といった場合の緊急時の応急措置として実施される。
民間救急
心電図などの観察資器材、呼吸器、AEDといった医療器材を装備した車両による、民間の搬送サービスの略称。2名以上の乗務員による搬送が義務付けられている。看護師や救命救急士の同乗を依頼できる事業所もある。
ムンテラ
ドイツ語の「ムント・テラピー」を略した和製ドイツ語。医師から患者や患者の家族へ行われる症状説明のことをいう。「MT」とも略されることがある。
メイラード反応
ブドウ糖とアミノ酸を混合するときに見られる反応。変色する。高カロリー輸液の場合、ダブルバッグ製剤を使用し投与する直前に混合することが大切である。
メタボリックシンドローム
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上を合わせ持った状態をいう。寝たきり・要介護や健康寿命短縮の原因の一つになるといわれている。
免疫
体内に入った異物を攻撃し、排除しようとする人体の防御システムのこと。体内に侵入した細菌やウイルスを異物として攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをしている。
免荷(めんか)
用具を使って、骨折や外傷のある部位に荷重をかけないようにすること。部位に合わせてさまざまな装具を使用する。この装具のことを免荷装具と呼ぶ。
モーニングケア
朝の起床時に行う一連のケアのこと。洗顔、整髪、着替え、オムツ交換といった作業の他に、バイタルサインチェックも行う。生活にリズムを作るためにも大切なケアである。
門脈
胃・腸・すい臓・脾臓から肝臓に血液を運ぶ静脈のこと。肝門脈を指すことが多い。消化管で吸収された栄養を肝臓に運ぶ、大切な血管である。
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